マスクを付けて通勤する人たち(17日午前8時19分、京都市下京区・JR京都駅前)

マスクを付けて通勤する人たち(17日午前8時19分、京都市下京区・JR京都駅前)

 新型コロナウイルスの感染拡大に対応する緊急事態宣言の対象地域が京都府や滋賀県など全国に拡大されてから一夜明けた17日朝、京都市の市街地を行き交う人は感染拡大前に比べ大きく減り、不要不急の外出自粛要請の影響が見られた。

 下京区のJR京都駅前では、通勤が一段落した午前9時を回ると人影はまばらに。昨日、仕事で千葉県から京都入りしたという会社員(38)は「全国一斉に緊急事態宣言が出されて驚いた。だが、営業のためテレワークが難しい」と渋い表情を浮かべつつ、「人の動きが減るので感染防止の効果はあると思う」と話した。

 同駅前のパチンコ店では、開店を待つ人の姿があった。午前中に記者会見した京都府の西脇隆俊知事はパチンコ店を休業要請対象としたが、建設業の男性(43)は「店側も客が離れた席をすぐに消毒して努力している。休業になればやむを得ないが、店員にも生活がある。国が補償をしっかりとすべき」と強調した。

 京都駅前のタクシー乗り場には約50台が空車で乗客を待っていた。タクシー運転手の男性(72)は「3時間くらい待って、ようやくお客さんが乗ってくれる。売り上げは大変厳しい」と嘆き、国の10万円一律給付について「一時しのぎにしかならないが、早く給付してほしい」と訴えた。