ほぼ満開の「黒田百年桜」だが、見物に訪れる人は少ない(京都市右京区京北宮町)

ほぼ満開の「黒田百年桜」だが、見物に訪れる人は少ない(京都市右京区京北宮町)

 京都市内で最も遅くに咲く桜として知られる右京区京北宮町の「黒田百年桜」がほぼ満開になった。手まりのような紅色の大輪が枝いっぱいに咲き誇っている。

 百年桜は10~12枚の八重の中に一重が混じって咲く珍しいヤマザクラ。樹齢300年余とされ、桜守の佐野藤右衛門さん親子が約30年に及ぶ苗づくりに成功、先代が「黒田百年桜」と名付けた。

 今年は暖冬で早咲きが予想されていたが、低温の日が続き平年並みになったという。新型コロナウイルスの影響で恒例の祭りは中止になり訪れる人もまばら。管理する「おーらい黒田屋」では「来年こそは多くの人に満開の桜を楽しんでほしい」とウイルス禍の早期終息を願っている。