寄贈された消毒用エタノール(京都府亀岡市)

寄贈された消毒用エタノール(京都府亀岡市)

 新型コロナウイルスの影響で手指用の消毒液の不足が深刻化する中、京都府亀岡市大井町の小城製薬グループ亀岡工場・亀岡農産が、自社で扱っているアルコールを利用して消毒用エタノールを製造し、17日、市に1200リットルを寄贈した。

 同市では消毒液が少なくなっており、市医師会からも市に確保の要望があったことなどから、今月8日、桂川孝裕市長が同社に「消毒液があれば知らせてほしい」と相談した。同社では消毒液の製品は扱っていないが、工場には成分抽出用の溶媒として使っているアルコールがあるため、特別に消毒液を製造することにした。

 14日に近畿経済産業局の許可が下りるとすぐに、消毒用に最適とされる濃度70%のエタノールを1200リットル製造した。17日、10リットルのポリ容器に小分けし、工場敷地内で市に寄贈。亀岡工場長の中井一・亀岡農産社長は「市民福祉の維持・確保に役立てていただきたい」と話した。

 市は医療機関や高齢者・障害者施設、保育所、放課後児童クラブなどに優先的に配り、集団感染の予防に活用する。桂川市長は「急な要請にもかかわらず、温かい対応をいただき大変ありがたい」と感謝した。