新型コロナウイルスの終息を願って献花する池坊専永家元(手前)と専好次期家元=京都市中京区・六角堂頂法寺、華道家元池坊提供

新型コロナウイルスの終息を願って献花する池坊専永家元(手前)と専好次期家元=京都市中京区・六角堂頂法寺、華道家元池坊提供

 華道家元池坊は17日、新型コロナウイルス感染で亡くなった人たちを慰霊し、感染拡大の早期終息を願う法要を、京都市中京区の六角堂頂法寺で営んだ。同寺住職の池坊専永家元と、専好次期家元が献花した。2人が同時に献花するのは初めて。霜を恐れずに花を咲かせる菊に、ウイルスに負けないという思いを寄せたという。

 いけばなは神仏へ供える花から発祥した。同寺の本尊は如意輪観音で、毎月17日が縁日であることから、この日に法要を行った。

 読経が響く中、マスク姿の専永家元と専好次期家元が、世界の平和を祈願する際に用いる花器に、黄色と白色の菊をそれぞれ生けた。専永家元は「僧侶として、また、花の道に生きる者としてできることは、心からの祈りを込めた花を生けること。新型コロナウイルス感染症の打開と、世の安寧が得られることを切に祈る」と思いを述べた。