マブンガをモデルに描いたイラスト ©2020Jun Komatani-esorakobo

マブンガをモデルに描いたイラスト ©2020Jun Komatani-esorakobo

滋賀-三河戦の試合告知 ©2020Jun Komatani-esorakobo

滋賀-三河戦の試合告知 ©2020Jun Komatani-esorakobo

京都ハンナリーズのマブンガ(右)にイラストを手渡した駒谷さん

京都ハンナリーズのマブンガ(右)にイラストを手渡した駒谷さん

 プロバスケットボールBリーグの選手たちを描いた「浮世絵風イラスト」が、バスケファンの間で話題だ。作者は京都市右京区のイラストレーター駒谷潤さん(42)。新型コロナウイルスの影響を受けたリーグ中止に心を痛めながらも「盛り上がりの火を消さないために」と、京都ハンナリーズの作品を中心に発信を続ける。

 甲冑(かっちゅう)姿で羽織をなびかせ、足元にはバスケシューズ。合戦で躍動する武士を思わせる作品の数々を、昨年6月ごろからインスタグラムやツイッターに投稿している。選手本人から感想が届くことも多く「特に外国人選手は、『侍』になることを喜んでくれる」とやりがいを感じている。

 中学でバスケに親しみ、今は熱心なハンナリーズブースター(ファン)だ。昨年2月、男子日本代表が13年ぶりのワールドカップ(W杯)出場を決めたことがきっかけで「世界に立ち向かう侍」のイメージが膨らんだ。グラフィックデザイナーの仕事と並行し、イラスト制作を始めた。妻の真奈さん(37)に和装でシュートなどのポーズをとってもらい、しわの出方を研究。線を多く描き込みすぎないことで浮世絵らしさを出した。

 日本代表ニック・ファジーカスらの作品が、所属先であるB1川崎のW杯壮行会で飾られ、滋賀レイクスターズの試合告知も手がけるなど依頼も増えた。今季はジュリアン・マブンガら京都の選手と対戦相手が共演するイラストを、全カードで投稿してきた。

 東京五輪も延期となり、バスケ界も先が見通せない。「Bリーグはやっと火がともってきたところ。クラブ運営への打撃が心配」。これまで、浜口炎ヘッドコーチを中心としたハンナリーズのひたむきさに励まされてきたという。「火を消さないためにも、少しでもファンをつなぎ留められれば」。5月初旬までの本来の試合日程に合わせ、投稿を続けていくつもりだ。
駒谷さんのインスタグラム esora_design1620