和やかに年始のあいさつを交わしながら、濃茶を練る千宗室家元(左)=午前9時19分、京都市上京区・裏千家今日庵

和やかに年始のあいさつを交わしながら、濃茶を練る千宗室家元(左)=午前9時19分、京都市上京区・裏千家今日庵

 茶道裏千家の初釜式が7日、京都市上京区の今日庵で始まった。穏やかな日差しの中、招待された政財界人や文化人らが次々と訪れ、和やかに年始のあいさつを交わした。

 初席は午前9時、平成茶室聴風(ちょうふう)の間に千宗左表千家家元や千宗守武者小路千家家元、西脇隆俊京都府知事、門川大作京都市長ら45人を迎えた。

 千宗室家元が、好みの雪花三友皆具(かいぐ)や伝来の万代屋形(もずやがた)釜などの道具を調え、ゆったりと濃茶を練って列席者をもてなした。亥(い)年生まれで8回り目の年男となる玄室前家元が削った茶杓「一すじ」も用いられた。

 千家元は、「『猪突(ちょとつ)猛進』の言葉のように、イノシシは突っ走るイメージがあるがその生態は地面を掘り、食物を得る。私たちも脚下照顧で歩みを進めていきたい」と語った。

 12日までに約2200人を招く。16日からは東京で初釜式を催し、19日までに約2300人が出席する予定。