新型コロナウイルスの早期終息を願い祈祷する僧侶ら(京都市東山区・高台寺)

新型コロナウイルスの早期終息を願い祈祷する僧侶ら(京都市東山区・高台寺)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、京都市東山区の高台寺で19日、大般若祈祷会(きとうえ)が営まれた。僧侶たちが全600巻に及ぶ大般若経を「転読」という独特の方法で読経し、未曽有の事態の早期終息を祈願した。


 大般若祈祷会は無病息災を祈り、毎年正月に行われている。今回、香港の檀信徒からコロナ禍に伴う法要の要望を受け、同寺も検討していたことから実施。特別法要の模様は、動画投稿サイト「ユーチューブ」で初めて生配信した。
 感染防止策として、本堂に拝観者らを入れず、ふすまを全開にするなどした。太鼓の音が響き渡る中、僧侶たちは12個の箱から折りたたまれた経本を取り出し、それぞれ扇のように広げながら読経を繰り返した。
 法要の動画は同寺サイトで見られる。20日から寺内を巡る一般拝観は休止するが、本堂の参拝はできる。奥村紹仲執事長は「なるべく家にいていただき、動画を見ることで心の安らぎになれば」と話した。