始業式を終え、笑顔でお神酒を受ける芸舞妓ら(7日午後1時23分、京都市東山区・ギオンコーナー)

始業式を終え、笑顔でお神酒を受ける芸舞妓ら(7日午後1時23分、京都市東山区・ギオンコーナー)

 京の花街の祇園甲部、祇園東、先斗町、宮川町で7日、年頭恒例の始業式が営まれた。芸舞妓たちは「おめでとうさんどす」と新春をことほぎ、正装の黒紋付き姿で伎芸向上を誓い合った。

 祇園甲部の式典は、祇園甲部歌舞練場(東山区)が耐震化に向けて休館中のため、昨年に続き、隣接のギオンコーナーで催された。芸舞妓やお茶屋関係者など約110人が出席した。

 芸舞妓は正月用の稲穂のかんざしを挿し、心構えを示す誓いを唱和した。伎芸を教える八坂女紅場学園の太田紀美理事長は「5月からの新しい御代においても芸事に励みましょう。歌舞練場の耐震工事という大事業を成功させ、恵まれた花街の環境を守っていきたい」とあいさつした。

 式典後、京舞井上流家元の井上八千代さんが地唄「倭文(やまとぶみ)」を舞い、ロビーでは芸舞妓が晴れやかな表情で新酒を受けた。

 今年成人式を迎えるいずれも20歳の舞妓、豆純さん、まめ春さん、小衿さんは「成人として自覚を持って行動し、お姉さん方のようになれるよう芸事のお稽古に励みたい」と話していた。上七軒は9日に始業式を催す予定。