ブランコの鉄棒と鎖を接続する金具。ボルト(左)が折れ、鎖が外れて重傷事故になった。

ブランコの鉄棒と鎖を接続する金具。ボルト(左)が折れ、鎖が外れて重傷事故になった。

 滋賀県彦根市内の公園でブランコの金具が破損して児童が重傷を負った事故を受け、市は20日、緊急点検した市内の全公園・児童遊園にある遊具のうち、同様の金具を使ったブランコなど遊具58台を当面の間、使用禁止にしたと発表した。

 事故は17日昼に「旭森地区ふれあい広場」(同市正法寺町)で発生。小学5年の男児(10)がブランコを使用中、鎖と上部の鉄棒をつなぐ金具のボルト(長さ4センチ)が折れ、落下した男児が鎖骨を折った。ボルトは腐食が進んでおり、さびが見つかった。
 市は年2回、独自マニュアルに沿って遊具を点検しているが「細かい部分を目視できなかった」(都市計画課)とミスを認めた。18日の緊急点検の結果、同様の金具を使う市内のブランコ45台も十分点検できていなかったとして、使用禁止にした。ほかにもシーソーや滑り台、ジャングルジムなど、不備があった遊具13台も対象とした。
 都市計画課は「今後、遊具メーカーから講習を受けるなどして点検方法を見直し、再発防止に取り組む」としている。