南丹市教育委員会がユーチューブに配信を始めた動画教材の一場面

南丹市教育委員会がユーチューブに配信を始めた動画教材の一場面

動画教材の配信について説明する南丹市教育委員会の担当者(中央)=南丹市園部町・市役所

動画教材の配信について説明する南丹市教育委員会の担当者(中央)=南丹市園部町・市役所

 京都府南丹市教育委員会は20日、新型コロナウイルス感染拡大予防のために休校中の小中学生の自習を助ける教材を作り、動画投稿サイト「ユーチューブ」で流し始めた。国語や理科などの教科ごとに、学びの意欲を高めるような内容の動画を作成。児童、生徒の学習を支えていく。同日に市役所であった市立小中学校の教務主任会議で市教委が説明した。

 1~11分の動画8本を、元校長などベテランの指導主事が手掛けた。小学1年の国語では、新聞の中からひらがなを見つける勉強を考案。同3年の理科では、教科書に載っているQRコードの使い方を教え、学びが広がるようにしている。小中学生を対象とする絵や作文のコンクールなどの情報も紹介し、やる気を引き出す。
 子どもや保護者らのみが閲覧できるように限定的に公開。動画につながるアドレスやQRコードは21日以降、各家庭に伝える。
 今後、この動画を参考に各小中学校で新たな動画教材も作ってもらう。パソコンなどがない家庭に対しては、動画を納めたDVDを渡して配慮する。
 会議では、インターネット上のアプリ「ドロップボックス」を活用する園部小の取り組みも紹介された。児童が家庭学習のプリントを写真撮影して送り、担任が添削。誤答が多い部分について解説する動画を作るなどして指導するという。
 木村義二教育長は「学習への不安を取り除けるように、工夫して取り組みを進めたい」と強調。園部小の取り組みは全市的に広げる方向で検討するとした。