白い花が咲く彦根梨のナシ園で続く花粉噴射機による受粉作業(滋賀県彦根市石寺町)

白い花が咲く彦根梨のナシ園で続く花粉噴射機による受粉作業(滋賀県彦根市石寺町)

 甘みの強さで知られる滋賀県彦根市特産の「彦根梨」の白い花が同市石寺町のナシ園で満開になり、農家が花粉噴射機を使った授粉作業に追われている。

 彦根梨は、木で完熟させて11~12度以上の糖度を出し、お盆のお供えや贈答品として人気がある。20戸の農家でつくる彦根梨生産組合がナシ園約10ヘクタールで育てている。
 主力品種の「幸水」は直径3~4センチのかれんな花を咲かせた。見上げると、新緑の中に白い花が敷き詰められたような光景が広がる。
 同組合は、今年から防除用の車に取り付けて使う花粉噴射機を本格的に導入。農家らが運転して木の周囲をくまなく回り、効率よく花粉をまいた。農家の男性(25)は「手作業と比べ、大幅な省力化が期待できる。徐々に利用量を増やしたい」と話した。