オランダの最高裁判所=21日、ハーグ(AP=共同)

 オランダの最高裁判所=21日、ハーグ(AP=共同)

 【ブリュッセル共同】安楽死が合法化されているオランダの最高裁は21日、判断能力を失った認知症患者に対しても、事前に安楽死の意思を明示する書面があるなど所定の条件を満たせば、死に導いた医師は訴追されないとの判決を下した。安楽死が許容される対象の幅を広げる判断となった。欧州メディアが報じた。

 同国検察は、重度のアルツハイマー病の女性(74)について、2016年4月に安楽死させた医師を殺人罪で訴追。同国ハーグの地裁は19年9月、無罪を言い渡した。

 女性は認知症が進んで苦痛が耐えがたくなった際は安楽死を望むとの事前指示書を残していた。