滋賀県警本部

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 滋賀県東近江市の湖東記念病院で患者を死亡させたとして、殺人罪で懲役12年の判決を受けて服役した元看護助手西山美香さん(40)=彦根市=が再審で無罪判決を受けたことを踏まえ、西山さんの中学時代の恩師らでつくる「支える会」と「日本国民救援会滋賀県本部」のメンバーらが23日、滋賀県警本部(大津市)を訪れ、滝澤依子本部長の謝罪と、冤罪(えんざい)を招いた捜査の検証を求める要請書を提出した。

 要請書は両会など4団体の連名。「自由と大切な青春時代を奪われ、失われた年月はあまりに長い」として、西山さんと家族への謝罪を求めた。虚偽の自白の誘導や、西山さんに有利な証拠を検察に送致しなかった県警の不当な捜査の検証、調査結果の公表などを要求し、「二度と冤罪を生み出さないよう、捜査の在り方を抜本的に改善するよう求める」とした。
 支える会世話人の伊藤正一さん(72)は「県警のかたくなに謝罪を拒む姿勢に怒りを感じる」と話し、要請書を受け取った刑事企画課は「県警の立場はこれまでの会見で述べた通り。回答を約束できるものではないが要請書は本部長に適切に上げる」とした。
 滝澤本部長は17日の定例会見で、判決について「真摯(しんし)に受け止め、今後の捜査に生かしたい」と述べたが、謝罪などはしなかった。