新型コロナウイルスの感染予防のために政府が避けるよう呼び掛けている「3密」の一つが「換気の悪い密閉空間」だ。「では換気はどうすれば?」との疑問に答えるため、日本建築学会などがホームページで情報提供を始めた。

 その中心になっている大岡龍三・東京大教授は「どの程度換気すれば十分なのかは分かっていないが、換気で感染リスクを下げられる可能性はある」と話す。ほとんどの建物は最低限の換気はできているが、改善に工夫の余地はあるという。

 まず換気時間は長いほど良い。窓が一つの方向にしかない場合、扉を開けて2方向の開口部を確保するなど、空気が通る道筋にも注意したい。車では外気を取り入れるモードを選ぶ。

 適切な換気設備があっても、設計時の想定以上の人が集まると換気の悪い空間になる。給気口や排気口が閉じていないか、家具などがふさいでいないかも点検しよう。