ファーストキャビン京都嵐山の客室(京都市右京区)

ファーストキャビン京都嵐山の客室(京都市右京区)

 カプセルホテルを全国展開するファーストキャビン(東京)と関連4社は24日、東京地裁に自己破産を申請した。負債額は5社で計約37億円となる見込み。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う宿泊需要の急減で、資金繰りが悪化していた。京都市内には5施設あるが、各ホテルは現在営業しておらず、今後について同社は「建物所有者の意向による」としている。

 同社は2006年設立で、高級感を持たせたカプセルホテルを企画、運営し、17年3月期の売上高は15億7900万円。急激に店舗を拡大したが、宿泊施設の増加に伴い業績が落ち込み、コロナ禍で事業環境がさらに悪化していた。
 全国で約25店舗(19年末時点)。京都市内では京都二条城(中京区)、京都河原町三条(同)、京都嵐山(右京区)、女性向けの京都烏丸(下京区)、京町家を改修したステーション京都梅小路RYOKAN(同)がある。
 市内で各1店舗が入る建物を所有する京福電気鉄道(中京区)と近鉄不動産(大阪市)は、今後の運用についていずれも「現時点で未定」としている。