4月中旬から臨時休業を始めた京都市内の百貨店。3月の業績は外出自粛などの影響で過去最大の落ち込み幅となった(15日、京都市下京区)

4月中旬から臨時休業を始めた京都市内の百貨店。3月の業績は外出自粛などの影響で過去最大の落ち込み幅となった(15日、京都市下京区)

京都の百貨店売上高

京都の百貨店売上高

 新型コロナウイルスの感染拡大による影響で、京都市内4百貨店の3月の総売上高は、過去最大の下落幅となる前年同月比35・5%減の137億円だったことが、日本百貨店協会の集計で分かった。感染防止の外出自粛に加え、各店は営業時間の短縮や大型催事の中止を余儀なくされたことが響いた。

 3月の全国205店の売上高は既存店ベースで同33・4%減の3403億円。京都市内4店と同じく比較可能な1965年以降で最大のマイナス幅となった。バブル崩壊やリーマン・ショック、2014、19年の消費税増税時も大きく上回る未曾有の水準だ。
 京都市内4店の減少幅は、京都高島屋33・1%、ジェイアール京都伊勢丹33・6%、藤井大丸36・4%、大丸京都店は40・9%(昨年3月閉店の大丸山科店分を含む)だった。
 3月は感染拡大を防ぐため、大丸京都店は火曜を臨時休業日に設定。高島屋や京都伊勢丹、藤井大丸も短縮営業を迫られた。物産展や展覧会などの集客力のあるイベントも相次いで中止した。
 日本百貨店協会による全国の主要店舗への聞き取りでは、4月16日までの月間売上高は前年同期比約65%のマイナスに沈んだ。4月中旬以降、京都市内では京都伊勢丹と藤井大丸が臨時休業し、京都高島屋と大丸京都店は食品フロアを除いて休館した。4月は「過去最悪」の業績のさらなる更新も避けられない状況だ。
 感染が終息に向かわない限り、各店が「当面の間」などと定めた休業期間からの営業再開は見通せない。ある店の店舗戦略担当者は「いつになったら回復するのか。いずれにしても大きなビジネスの転換点になるのは間違いない」とこぼした。