模擬単独居室を見ながら入院中の生活について説明を聞く参加者たち(京都府宇治市)

模擬単独居室を見ながら入院中の生活について説明を聞く参加者たち(京都府宇治市)

 西日本で唯一、医療措置を専門に行う少年院である京都医療少年院(京都府宇治市木幡)で31日、一般向け見学会があった。参加者43人が少年院での日常生活や矯正教育、課題について理解を深めた。

 医療少年院の役割や日常の様子について広く知ってもらおうと2年前から開いている。

 はじめに職員が京都医療少年院について紹介した。現在、17人が入院しており、刑法犯の減少に伴って入院者も減る傾向にあることなどを伝えた。

 発達障害や摂食障害の子どもらがおり、信頼関係を築くために入院者1人に対して主治医、看護師、教育担当、社会復帰支援担当の計4人の担当者を決めて見守っていることを紹介した。

 家族との複雑な関係を背景に、出院の際に保護者が引き受けるケースは、全国平均が80%ほどであるのに対し、京都医療少年院では60%未満といった課題も挙げた。

 続いて参加者は医療施設が並ぶ建物内を見学した。入院する子どもが作った絵などが展示された場所を見たり、季節行事に合わせた食事が提供されることなど日頃の様子について説明を聞いた。