両手で投球し、スピンをかける山口君(京都府亀岡市篠町「アル・プラザボウル」)

両手で投球し、スピンをかける山口君(京都府亀岡市篠町「アル・プラザボウル」)

 京都府亀岡市千代川町の小学5年の男児がこのほど、「全日本小学生ボウリング競技大会」で3位入賞を果たした。大舞台での快挙からつかの間、早くも来年の大会を見据え、プロのフォームを参考に夏休み中も練習に励んでいる。

 千代川小の山口直矢君(10)で、8月3、4両日、愛知県稲沢市で開かれた全国大会に府代表として出場、9ゲームを投げきった。決勝戦では1本たりともピンを残さない「ノーミス」を達成し、初めての大舞台で表彰台に上った。

 ボウリングを本格的に始めたのは2年前。ストライクを出した時の快感から、競技としてのボウリングに熱中するようになった。テレビ番組や動画投稿サイトでプロのフォームを連日研究し、憧れの米国選手と同じ両手投げに変えた。休日は家族と朝から晩までボウリング場に詰め、1日に30ゲームを投げる。

 普段は人見知りな性格だが、マイボールを手にすると顔つきが変わる。14ポンドの重さを両手で力を込め投球。片足立ちでふらつきを抑え、高速回転をかけながらレーンを進む球の軌道をにらむ。平均スコアは190で、父真矢さん(47)も「集中力は大人顔負け」と認める。

 ボウリングはレジャーとしては広く定着しているが、競技人口は少ない。夏休みの自由研究でミニチュア版を制作するほど大好きなボウリングを、自身の活躍で普及させたいとの思いで頑張っている。次の目標をこう語る。「12球全てでストライクを出す『パーフェクトゲーム』の達成で日本一になりたい」