酒に酔ったような動きで竹にくくり付けたサトイモの長さを測る山若ら(1日午後3時37分、滋賀県日野町中山・野神山)

酒に酔ったような動きで竹にくくり付けたサトイモの長さを測る山若ら(1日午後3時37分、滋賀県日野町中山・野神山)

 東西の集落で収穫したサトイモの長さを競い、稲作の豊凶を占う「近江中山の芋競(くら)べ祭り」が1日、滋賀県日野町中山の野神山であった。ふらふらとした足取りで何度も測り直す様子を見物客が楽しんだ。

 芋競べ祭りは、800年以上続くとされる奇祭で、1991年に国重要無形民俗文化財に指定された。西が勝つと豊作、東が勝つと不作になるとされる。

 同地域の熊野神社で、「山若」と呼ばれる両集落の若者たちが神事を行い、近くの野神山の祭場へ移動。山若は酒に酔ったようなふらついた足取りで、物差し代わりの割れ木を手に、葉から根までの長さを測った。

 自分の集落が長いと互いに何度も主張し勝敗が決まらなかったが、西側の山若が「目に見えんばかり短う打ちましてござる」と口上を述べ、東が5年ぶりに勝った。