ICOM京都大会の開会式であいさつされる秋篠宮さま(2日午前10時18分、京都市左京区・国立京都国際会館)

ICOM京都大会の開会式であいさつされる秋篠宮さま(2日午前10時18分、京都市左京区・国立京都国際会館)

 世界の博物館や美術館の専門家が集う「国際博物館会議(ICOM)」京都大会の開会式が2日、メイン会場の京都市左京区の国立京都国際会館であった。国内では初めての開催で、テーマは「文化をつなぐミュージアム」。7日まで関連会合を開き、ICOM規約で定める博物館定義の大幅改正に道筋を付けるなど、将来像について討議する。

 式典では、ICOMのスアイ・アクソイ会長が「ICOMは遺産の保護などで実績を残してきたが、子孫のための保護にも目を向けないといけない。気候変動などに伴う持続可能性も常に課題として出てくる。社会的な役割を果たすことにも焦点が当たっている。ミュージアムの活動を改善する取り組みを進めたい」と抱負を語った。

 ご臨席した秋篠宮さまは「博物館は歴史や美術、科学、文学、天文など多岐にわたり、規模や形態も多様にある。特色を生かした展示は知的好奇心に応え、学ぶ楽しさや新たな発見をもたらしてくれる。大会で世界各地の博物館や博物館学が発展することを祈念したい」とあいさつした。

 2日は建築家の隈研吾氏による基調講演や、博物館の持続可能性を話し合う全体会合がある。

 ICOMは約140の国と地域の専門家が加入し、3年ごとに大会を開いている。25回目となる京都大会は、過去最多の4100人以上の参加を見込んでいる。