京セラは2日、化学製品や建設資材を製造する宇部興産(山口県宇部市)と、第5世代(5G)移動通信システム通信基地局向けセラミックフィルターを手掛ける合弁会社を12月に設立すると発表した。5Gの実用化を見据え、基地局向け部品事業を強化する。

 セラミックフィルターを主力とする宇部興産子会社ユー・イー・エル(同県美祢市)に出資し、株式を51%取得する。社名を「京セラ宇部RFテック」に改め、京セラ滋賀野洲工場(野洲市)内に本社を置く。新会社の資本金は4億5千万円。

 宇部興産は開発や設計が得意で、京セラは高い生産技術と世界的な販売網を持ち、互いに手薄な経営資源を補うのが目的。基地局向けのセラミックフィルターはアンテナと並ぶ重要部品で、5Gに対応する周波数を通過、遮断する機能がある。