刷り上がったばかりのテニス競技のポスター。滋賀県長浜市での開催予定が中止になった(大津市)

刷り上がったばかりのテニス競技のポスター。滋賀県長浜市での開催予定が中止になった(大津市)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、全国高校総合体育大会(インターハイ・IH)が史上初めて中止となることが26日に決まった。

 京都・滋賀の指導者や選手は「仕方がない」と受け止めながらも、無念の言葉を漏らし、次のステージに向けて必死に前を向く姿勢を見せた。

 滋賀県長浜市で予定されていたテニス、京都府福知山市でのソフトテニスも中止となった。地元開催に照準を合わせてきた有力校や関係者からは落胆の声が挙がった。
 両競技では実行委を立ち上げ、入念に準備を重ねてきた。テニスは前回大会で熱中症の選手が相次いだことから、滋賀県実行委が中心となり、ルール変更による試合時間の短縮などを検討してきた。県内の高校生がデザインした大会ポスターも23日に刷り上がったばかり。実行委の富永寛隆事務局長は「選手が全力を出せるように取り組んできた。高校生の夢をかなえてあげたかった」と残念がった。
 京都勢は昨年の男子シングルスで東山の選手が優勝。同高は男子団体で府予選3連覇中だったが、武村篤監督は「3年生は高校でのテニス人生を懸けて勝負していたのに」と声を落とした。
 ソフトテニスも全国高体連専門部がクラウドファンディングで開催経費を募るなどしたが、無念の中止に。京都府実行委の事務局長を務める井上哲・府高体連理事長は「福知山市や競技団体は万全の準備をして、全国から支援もあった。選抜大会に続いて全国大会がなくなり、生徒たちが掲げていた目標の重さを思うと残念だ」と話した。