中山泰氏

中山泰氏

 任期満了に伴う京都府京丹後市長選は26日投開票され、3期務めた前市長の中山泰氏(60)が、現職の三崎政直氏(68)=自民党、立憲民主党、国民民主党、公明党推薦、前市議会議長の松本経一氏(62)、元市職員の長砂浩基氏(56)=共産党推薦=のいずれも無所属の3人を破り、返り咲いた。

 前回選挙で対決した中山氏と三崎氏が再び相対する構図に、同じ保守系の松本氏が加わり保守層が3分裂。新型コロナウイルスの影響で演説会などを行わない異例の選挙で、地域経済への支援策や医療・教育環境の整備、過疎高齢化対策が焦点となった。
 中山氏は市長時代のリーマンショックへの対応をアピールし、新型コロナ緊急対策基金の創設、ふるさと納税による財源確保を訴えた。峰山町を中心とした支援者や機械金属・建設業などの業界団体の支援を得て、オンライン演説会などで政策の浸透を図った。
 三崎氏は、国や府との連携を軸に新型コロナ対策や高速道路の早期延伸などを主張したが、前市政から脱却した後の市の将来像を打ち出しきれなかった。松本氏は子育て環境の整備などを強調したが届かず、長砂氏も循環型経済の推進を訴えたが、伸びなかった。
 当日有権者数は4万5648人で、市長選の投票率は前回比4・41ポイント減の68・30%。市長選では初めて7割を下回り過去最低となった。