自家製のニンニクなどを使った「農家の嫁」シリーズの商品を手にする横井陽子さん(右)と貴志さん夫妻=高島市安曇川町中野

自家製のニンニクなどを使った「農家の嫁」シリーズの商品を手にする横井陽子さん(右)と貴志さん夫妻=高島市安曇川町中野

 滋賀県高島市安曇川町中野のニンニク栽培農家に嫁いだ女性が、ニンニクや野菜、コメを素材に開発した加工品シリーズ「農家の嫁」が、地元の道の駅などで好評を得ている。「手軽に使え、ぜいたく感も味わいたいという主婦目線を生かした商品作りを心掛けている」と意気込む。

 大津市出身の横井陽子さん(46)。2016年4月に、ニンニク栽培と稲作を手掛ける農園「よこいファーム」代表横井貴志さん(46)と結婚した。実家は運送会社で農業の経験はなかったが、収穫した野菜で料理を作る中、「新鮮でおいしい素材をふんだんに使えるのは農家の嫁ならではのぜいたく」と思うようになった。

 転機は17年2月。貴志さんがニンニクの加工品を本格的に販売し始めたことに刺激を受けた。18年春から、ニンニクと自家製みそを合わせた「にんにくみそ」やガーリックオイル、細かくすりつぶしたニンジンをふんだんに使ったドレッシングなど5種類を試作、同年10月から本格販売した。陽子さんは「どれも日々の料理に少し使うだけで、素材の味を引き立てたり、彩りを添えたりできる一品」と胸を張る。

 シリーズ名のユニークさもあり、インターネット販売では完売し、地元の道の駅「藤樹の里あどがわ」でも品薄となる商品がある。便利な調味料として求めるリピーターも増えているといい、陽子さんは「今後、商品を徐々に増やし、地元農産物の消費につなげたい」と話す。