新型コロナ対策で、ラジオのスタジオに設置されたアクリル板の仕切り(京都市上京区・KBS京都)=同局提供

新型コロナ対策で、ラジオのスタジオに設置されたアクリル板の仕切り(京都市上京区・KBS京都)=同局提供

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、KBS京都(京都市上京区)は、ラジオスタジオに透明のアクリル板で作った仕切りを設置した。出演者のトークが必須の番組作りで、飛沫(ひまつ)感染のリスクを下げることが目的。放送の継続と感染防止の両立に向け、知恵を絞っている。

 アクリル板(高さ45センチ、幅60センチ)は、マイクを挟んで出演者同士が向き合うテーブルの中央に2枚並べて置く。TBSやニッポン放送など、東京のラジオ局での導入例を参考に、KBSのスタッフが手作りした。毎日の生ワイド番組に使われる二つのスタジオに設置し、3日の放送から使用を始めた。
 両スタジオでは1日当たり最大5番組が放送される。パーソナリティーは各番組の中で話題に取り上げ、「なんだか違和感がある」「面会に来たみたい」などと笑いに代えつつ「われわれも対策もいろいろしていかないと。皆さんも気を付けて」と呼び掛けていた。
 スタジオ内は放送中は閉じた空間になるため、座席の間隔を通常より広げ、CMなどのタイミングに合わせて換気し、ゲストも電話出演に切り替えるなど対策を徹底する。スマホなどのアプリを利用して、パーソナリティーが遠隔地から番組に出演する「リモート出演」の技術的な検証も進める。
 久津間愛味子ラジオ編成業務部長は「感染リスクをできる限り低くして、リスナーにいつも通りの声を届けたい」と話す。
 エフエム京都(下京区)でも同様に、スタジオへのアクリル板設置や換気の徹底などの対応を取っている。