新しい信楽伝統産業会館。外観をタイル張りにして旧館の意匠を引き継いだ(甲賀市信楽町)

新しい信楽伝統産業会館。外観をタイル張りにして旧館の意匠を引き継いだ(甲賀市信楽町)

各時代のつぼなどから信楽焼の歴史を伝える展示

各時代のつぼなどから信楽焼の歴史を伝える展示

 信楽焼の情報発信拠点「信楽伝統産業会館」が28日、滋賀県甲賀市信楽町長野に新築移転した。展示を充実させるとともに、地域の玄関口である信楽高原鉄道信楽駅に近くなることから、観光案内機能を強化した。

 新しい会館は旧館の東約300メートルで、信楽地域市民センターに併設される鉄筋コンクリート2階建て延べ1200平方メートル。外観は信楽地域で生産したタイル張りで、旧館の意匠を踏襲した。
 1階の常設展示室(200平方メートル)は、鎌倉期以降の信楽焼を展示。特産の茶とともに発展、進歩した焼き物の歴史を紹介する。リニューアルに併せ、地域から譲渡された昭和期の生活用品や信楽焼の製造道具も新たに展示した。
 企画展示室(120平方メートル)は、旧館同様に地元作家の作品紹介などに活用する。
 他に、信楽町観光協会が入居。2階には市商工会信楽支所が入る。入場無料。
 市は「大型バスの駐車もできるようになった。駅に近く、窯元を巡る前に知識を深める場所として活用してほしい」としている。
 移転後は、新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛要請を鑑み、当面休館する。開館予定日は未定。