日本電産が披露した第2本社(写真右)など新拠点の模型。写真奥左の建物が現本社ビル

日本電産が披露した第2本社(写真右)など新拠点の模型。写真奥左の建物が現本社ビル

 モーター製造大手の日本電産(京都市南区)は8日、本社に隣接するJR向日町駅(京都府向日市)東側の農地約6万平方メートルを取得し、第2本社やグループ企業の新拠点計4棟を2030年までに建設する構想を正式発表した。現本社を含めて一帯で最大5千人が働く見込みで、総投資額は2千億円を計画する。関西でも屈指の規模となる企業拠点が整備に向けて動き出す。

 地権者約50人と協議が整い、まとまった土地を取得できるめどが立った。構想では、製品の試作開発などを行う6~9階建ての生産研究棟3棟と、15階建ての第2本社を建設する。

 同社は事業拡大で現本社ビルが手狭になっており、創業者の永守重信会長が主導し、出身地の向日市への拠点進出計画を進めていた。今後はJR向日町駅からのアクセス改善のため、駅東側の出入り口開設をJR西日本などに要望していく。

 向日市の安田守市長は「市にとって税収増はもちろんのこと、雇用が生まれ、定住促進にもつながる。まちの活性化を期待でき、非常にありがたく思う」としている。