南丹市のコメや牛肉などをアピールするふるさと納税のパンフレットを手にする市職員(南丹市園部町・同市役所)

南丹市のコメや牛肉などをアピールするふるさと納税のパンフレットを手にする市職員(南丹市園部町・同市役所)

 京都府南丹市の2019年度のふるさと納税額が過去最高の6023万円となった。返礼の品ぞろえを充実させたのが奏功し、京都市や東京都などから納税する人が増えた。一層の収入増を目指し、19年の皇位継承の祭祀(さいし)「大嘗祭(だいじょうさい)」で南丹市産のコメが用いられたことや、良質な和牛の産地である点をアピールするパンフレットをこのほど作成。20年度は、1億円突破を目指す。

 納税額は、近年は年間600万円前後で推移していた。豊かな自然から生み出される産品の魅力を訴え、市を訪れる人を増やそうと、19年度に返礼品目を従来の6倍の約200品目に拡充。大手百貨店・高島屋が作ったふるさと納税のガイドブックで、同市の牛乳セットや同市園部町の京都るり渓温泉で楽しむ豪華キャンプを紹介するなど、取り組みを強化。19年度の納税額は前年度の762万円の8倍に伸びた。
 良い流れを持続させようと、A4判6ページ、フルカラーで「京都の台所」と表紙に銘打ったパンフレットを千部作成。大嘗祭で使われたコメが同市八木町産だったことや、良食味で知られる丹波産のキヌヒカリを写真で紹介している。同町の京都丹波牧場で生産される「平井牛」や美山町産のチーズなども掲載。今後、市内外で配る。
 20年度の出足は良好で、4月中旬までの納税額は約200万円と、前年同月の約4倍に達した。リピーターも多い。同市地域振興課は「今後は体験型の返礼品も充実させるなど、市の良さを伝えていきたい」としている。