京の夏の風物詩の一つに「京都五山送り火」(16日)があります。お盆(ぼん)のご先祖(せんぞ)様の霊を送る伝統(でんとう)行事です。この頃(ころ)になると夏休みも後半戦になりますね。夏の疲(つか)れが出てくる頃ではないでしょうか。いつもの白米に雑穀(ざっこく)米を加え炊(た)くことで、食物繊維(せんい)、ビタミン、ミネラルなどの栄養成分が手軽にとれます。雑穀に関連して、「古事記」の中で「稲(いね)、粟(あわ)、麦、小豆、大豆」の五穀の起源(きげん)話が記されています。古来、日本人に食されてきた作物です。

京都光華(こうか)女子大・健康栄養学科管理栄養士専攻(せんこう)

<材料 2人分>
・米 120グラム
・雑穀米 10グラム
・水 180グラム
・梅干(ぼ)し(はちみつ)1個(こ)
 ~(a)~
  ・酒 大さじ1
  ・醤油(しょうゆ) 小さじ2
  ・みりん 小さじ11/2
  ・はちみつ 小さじ11/2
・豚肩(かた)ロース肉(しゃぶしゃぶ用)100グラム
・オリーブオイル 適量(てきりょう)
・長芋(ながいも) 80グラム
 ~(b)~
  ・だし汁(じる) 大さじ1
  ・淡口(うすくち)醤油 小さじ1
・白いりごま
・オクラ 2本
・塩、こしょう、酢(す) 少々
・カラーピーマン(赤・黄) 各1/2個
・酒 大さじ1
・アカモク、めかぶ 20グラム

<道具>
炊飯器(すいはんき)、しゃもじ、包丁、まな板、菜箸(さいばし)、計量カップ、計量スプーン、ボウル、フライパン、おろし金、クッキー型、つまようじ

<作り方>
1.米は洗(あら)って炊飯器に入れ、水と雑穀米を加えて、約30分間浸(ひた)し漬(づ)けをしてから炊く
2.梅干しは種を取り、包丁でたたいて(a)と合わせておく
3.豚肉は3センチ幅(はば)に切る
4.フライパンにオリーブオイルを入れて温め、3の豚肉を1枚ずつ広げて焼く
5.豚肉が焼けたら2を加えてからめる。タレは煮詰(につ)めすぎると辛(から)くなるので、気をつけましょう
6.長芋は皮をむいてすりおろし、(b)を加えて味を調える(一部は荒(あら)みじん切りにして、食感の違(ちが)いを楽しみましょう)
7.白いりごまは、切りごまにする<ワンポイント(1)>

切りごまで、香(かお)りがアップ、適度な食感を感じることができます。また消化吸収(きゅうしゅう)もよくなります

8.オクラは塩で板ずりをした後、さっと洗い、小口切りにして酢とあえておく<ワンポイント(2)> 

すじがより白い新鮮(しんせん)なやわらかいオクラを選びましょう。新鮮なものは栄養価(えいようか)の高いネバネバも強く、下(した)ゆで作業もいりません

9.カラーピーマンは種を取り、四つの角切りにする。熱湯に酒を加え、さっとゆで水気を切り、塩・こしょうをしておく。好きなクッキー型で抜(ぬ)くとかわいいですね。カラーピーマンが手に入らない場合は、パプリカでもOKです
10.器にご飯を盛(も)り、6をかけて5、8、9、お好みでアカモク・めかぶをトッピングする。最後に白いりごまを散らす


 夏の暑い時期、食欲がない時にも手軽に食べてほしいと思い、食べやすい丼にしました。
 夏バテに効(き)く食材を食べて、夏休みをぜひ満喫(まんきつ)してください♪(健康栄養学科管理栄養士専攻)

 今回は、京都光華女子大の健康科学部健康栄養学科管理栄養士専攻に通う私(わたし)たちが担当(たんとう)しました。本学科は実践力(じっせんりょく)を身につけ、臨床現場(りんしょうげんば)で活躍(かつやく)できる管理栄養士を養成しています。同じ学部に他の医療系(いりょうけい)専門職(せんもんしょく)を目指して勉強している友達もいるので、チーム医療も意識(いしき)しながら、いろいろな視点(してん)で栄養について学んでいます。

京都新聞ジュニアタイムズ 2019年8月4日付紙面から