事件の犠牲者を悼み営まれた四十九日の法要(京都市上京区・清浄華院)

事件の犠牲者を悼み営まれた四十九日の法要(京都市上京区・清浄華院)

 京都市伏見区の京都アニメーション(京アニ)第1スタジオ放火殺人事件の犠牲者を悼む四十九日の法要が5日、上京区の浄土宗大本山・清浄華院で営まれた。僧侶や参列者が真新しい漆塗りの位牌(いはい)を前に犠牲者を追悼した。

 清浄華院は事件発生1週間後の7月25日に初七日の法要を営んで以降、7日ごとの法要を職員有志で「木曜日の午前8時」に営んできた。

 四十九日の法要は法務担当の執事や職員ら僧侶計7人が参加し、宗祖法然の像を祭る御影堂で営まれた。堂内では極楽浄土があるとされる西の方角に阿弥陀如来や浄土を描いた「当麻曼荼羅(たいままんだら)」が掛けられた。曼荼羅前には祭壇が組まれて「京都アニメーション火災物故者精霊」の位牌が置かれ、僧侶らが読経し念仏を唱え合掌した。

 法要には僧侶以外に10人ほどが参列した。手を合わせた男性(86)=伏見区=は「犠牲者は孫みたいな若い人が多く、無念でならない。四十九日だけでも、と思ってお参りに来ました」と話した。