堀川病院が作製と寄付を呼び掛けている手作りガウン(同病院提供)

堀川病院が作製と寄付を呼び掛けている手作りガウン(同病院提供)

 新型コロナウイルスの感染拡大で医療従事者用のガウンが全国的に不足する中、院内感染が発生した京都市上京区の堀川病院が、看護に使う手作りガウンの寄付を呼び掛けている。

 堀川病院では4月10日以降、入院患者や看護師ら30人以上で感染が確認されている。うち、現在も同病院に入院している患者4人の看護に当たっているが、3月上旬から市販ガウンの入荷が途絶え、備蓄は約300着まで減少した。
 そこで新型コロナ以外で入院している患者には、市販ガウンの上からポリ袋で手作りしたガウンを重ね着し、処置が終わった際には手作りガウンのみを破棄している。職員が毎日300着を作製しているが、それでも追いつかないのが現状という。
 そこで4月25日からホームページで作製と寄付を呼び掛けたところ、30日までの6日間で地域住民ら約110人から約2千着が寄せられた。ガウンは胴体部分、腕部分、エプロン部分の三つの部位からなる。当初は腕部分とエプロン部分のみの寄付を呼び掛けていたが、予想以上の反響で胴体部分と結合する仕上げ作業に職員が追われていることから、現在は完成版の寄付を求めている。
 目標は1カ月分に当たる約1万枚といい、同病院の山田正明事務長は「既に大勢の方から多大な応援をいただき感謝していますが、可能であればもう一押しのご支援をいただければうれしい」と話している。
 作製に必要な材料は、70リットルのポリ袋(横80センチ、縦90センチ)とテープ、ハサミのみ。詳しい作り方は同病院のホームページで紹介している。