【資料写真】米軍経ケ岬通信所(京都府京丹後市)

【資料写真】米軍経ケ岬通信所(京都府京丹後市)

 米軍経ケ岬通信所(京都府京丹後市)に隊舎などを整備する2期工事が大幅に遅れていることを、防衛省近畿中部防衛局と米軍が5日、明らかにした。日米の建設に関わる手続きの違いや物品調達などに時間がかかったことが原因で、居住施設などは来年12月の完成を目指したい、としている。

 米軍と住民の協議の場「安全・安心対策連絡会」で報告した。昨春に始まった工事は現時点で9割の予算が執行されている予定だったが、現在は3割ほどにとどまっており、工期が「相当期間遅れている」(防衛省)という。細部の設計変更や新たな物品の調達、災害復旧工事の優先による人手不足などに加え、手続きの相違によって「想像以上の時間を要した」(同)とした。

 米軍は、大型車両などの通行は控えるとした上で原則平日のみとしていた工事を土曜にも実施することへの理解を住民に求め、ブラッド・ブガド司令官は「可能な限り安全に早急な完成を目指す」と話した。

 商用電力の機器の部品交換の間、騒音が問題化していた発電機が6、7月に夜間や休日も稼働されたことについて、米軍が緊急対策で防音シートなどを設置したことも明らかにした。

 住民側は米軍が7月上旬に実施した銃器を伴う訓練について、事前の告知を求めた。