徳島戦で旗を振りかざしてサンガの選手を鼓舞するサポーターたち(8月31日、鳴門ポカリスエットスタジアム)

徳島戦で旗を振りかざしてサンガの選手を鼓舞するサポーターたち(8月31日、鳴門ポカリスエットスタジアム)

 ゴール裏のスタンドを覆い尽くすように、紫の旗が振りかざされた。前節の京都サンガFCと徳島の試合。アウェーにもかかわらず、サンガサポーターが大挙して駆けつけた。

 多くの旗を用いた応援は、サポーターの有志がSNSで呼びかけて実現。スポンサーからの配布や、手作りした旗を持ち寄った。「前の福岡戦はいい雰囲気をつくれなかった。目に見える形で応援を届けたかった」。コールリーダーの会社員の男性(32)=京都市山科区=が打ち明ける。試合前にはスタジアムの通路で異例の決起集会も行われ、チャント(応援歌)を歌った。

 その熱意はチームにも響いた。小屋松はサポーターのツイートをリツイート(転載)し「サンガに関わる全員の力で勝ちましょう!」とコメント。中田監督も「ホームと思えるぐらいのサポーターに来ていただき、後押しをしてもらった」と感謝した。試合は敗れたが、サポーターからは「切り替えていこう」と選手を励ます言葉が相次いだ。8日の岡山戦も旗の持参を呼びかけている。

 1年前は極度の低迷でブーイングが巻き起こったゴール裏のスタンド。雰囲気が異なるのはチームが上位にいるから、という理由だけで片付けたくない。ともに変わろうとするクラブとサポーター。絆は深まっていると感じる。