8月にJ1神戸から期限付き移籍で加入したJ2京都サンガFCのMF中坂勇哉(22)が、デビュー戦となった同31日の徳島戦でゴールを決め、高い技術をアピールした。ここ4戦未勝利のチームは8日に岡山と敵地で対戦。期待の新戦力は「昇格が狙える順位にいる。チームの力になりたい」と前を向く。

 徳島戦は後半19分から起用され、攻撃的な中盤のポジションに入った。0―2で迎えた後半ロスタイム、左足でネットを揺らした。それでも「チームが勝てずに悔しい」と表情はさえなかった。

 徳島市出身。中学生から神戸の下部組織に入り、家族で神戸市に引っ越した。2016年にトップチームに昇格し、17年はU―20(20歳以下)日本代表に選ばれた。昨年8月からスペイン3部のCFペララーダに期限付き移籍。「球際が激しく、素早い判断が必要だった」と成長の糧にした。神戸に復帰した今季は出場1試合にとどまり、「試合に出たい」と移籍を決めた。

 巧みなボールタッチで果敢にドリブルで仕掛ける。「狭いところでボールを受けて前に運ぶのが持ち味」。徳島戦でアシストした仙頭は「タイミングを外してパスをくれたり、感覚がすごく良い」と信頼する。

 徳島戦は「守備からしっかりやろうと思っていたのに、自分が入ってから失点したのは課題」と反省しつつ、「落ち込んでいる時間はない。岡山戦に向けて修正する」と力を込めた。