門信徒に向けた書簡「消息」を読み上げる大谷光淳門主(9日午後3時5分、京都市下京区・西本願寺)

門信徒に向けた書簡「消息」を読み上げる大谷光淳門主(9日午後3時5分、京都市下京区・西本願寺)

 浄土真宗本願寺派本山の西本願寺(京都市下京区)で9日、宗祖親鸞の遺徳をしのぶ法要「報恩講」が始まった。全国から訪れた僧侶や門信徒約千人が御影堂(ごえいどう)に集い、念仏を唱えた。

 阿弥陀堂が修復工事中のため、御影堂の正面には本尊の阿弥陀如来像が据えられ、正面右奥に親鸞の木像を安置。雅楽の音が響く中、大谷光真前門主(73)が導師を務め、門信徒とともに親鸞が作った「念仏正信偈(げ)」を唱えた。法要に続いて、大谷光淳門主(41)が2023年の親鸞生誕850年と24年の立教開宗800年について門信徒に宛てた書簡「消息」を発表。23年に慶讃法要を営む考えを示し、「互いに心を通い合わせて生きていける社会の実現に向け、慶讃法要を迎えましょう」と述べた。

 16日までの期間中、約5万人の参拝者を見込む。境内では、全国から寄せられた絵画や書道作品を展示する「全国児童生徒作品展」や、東日本大震災被災地物産展などが開かれる。