飲食店を支えるクラウドファンディングをスタートし、応援を呼び掛ける前田社長(右)ら=京都市下京区・京都信用金庫本店

飲食店を支えるクラウドファンディングをスタートし、応援を呼び掛ける前田社長(右)ら=京都市下京区・京都信用金庫本店

 新型コロナウイルスの感染拡大で苦境に立つ飲食店の支援の輪を広げようと、事業者有志がクラウドファンディング(CF)で当座の資金を募るプロジェクトを始め、1日に発表した。応援したい店を選んで「未来の食事券」を買う仕組みで、営業の休止や縮小を余儀なくされる店舗の運営をサポートする。

 プロジェクトは「BUY LOCAL KYOTO(バイ・ローカル・キョウト)」。京都市内の飲食店など6店の経営者が実行委員会を立ち上げ、京都府内の店舗に参加を呼び掛けた。4月末時点で参加店は老舗料亭やレストラン、居酒屋など計82店に達し、100店を目指す。

 資金はCF大手キャンプファイヤーのサービスを活用し、1回3千~30万円を5月中に集める。好きな店を選んで出資すれば、7月20日以降に店で使える同額面の金券カードがもらえる。店側には手数料などを差し引いた資金が届く。当面の調達目標は500万円。

 京都信用金庫も取り組みに賛同し、取引先を通じて参加店や応援者を募る。同信金によると、外出自粛で飲食店の経営環境は急激に悪化。「4月の売り上げは前年比90~95%減が平均値」(榊田隆之理事長)という。

 発起人の1人、酒類卸会社ディオニー(伏見区)の前田豊宏社長は「多くの飲食店が存続の危機にある。店舗を支え、京都の未来につなげるため、全国の皆さんに応援を呼び掛けたい」と話した。