採血前の検査などでは飛沫感染を防ぐため間にビニールシートを設置している(京都市下京区・献血ルーム四条)

採血前の検査などでは飛沫感染を防ぐため間にビニールシートを設置している(京都市下京区・献血ルーム四条)

 新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛が影響し、京都府内の献血が必要とされる量の8割ほどしか確保できていない。府赤十字血液センターは「この状況が続けば血液の確保がさらに難しくなり、医療現場に支障を来す恐れがある」と協力を訴えている。

 センターによると、企業や大学への献血バスの配車が相次いで中止され、京都市内3カ所の献血ルームでも来場者は減少している。

 一般的な400ミリリットルの4月の献血者は先月27日現在で4887人。目標の5931人を17・6%(1044人)下回る。ウイルス対応で各病院が手術を控える傾向があるため、かろうじて不足なく供給できている状況だという。

 感染防止策として、会場では検温や手指消毒を徹底している。また献血ルームでは、受付や問診、採血前の検査のコーナーに飛沫[ひまつ]を防ぐビニールシートも設置している。

 連休の2~6日も献血ルームの他、献血バスが府内の大型スーパーなどを巡って献血を受け付ける。センターは「献血への協力は不要不急の外出に当たらないと考えている。新型コロナウイルスの輸血での感染は報告事例がなく、献血後に発症した場合は連絡をもらえれば対応している。安心して来場してほしい」としている。