京都府が感染者の体調管理に導入するスマートウェア(京都市上京区・府庁)

京都府が感染者の体調管理に導入するスマートウェア(京都市上京区・府庁)

 京都府はこのほど、新型コロナウイルス感染症の軽症者らが療養する民間宿泊施設で、着ているだけで生体情報が計測できるスマートウエアを導入することを明らかにした。同意を得た患者だけが着用する。離れていても健康状態を管理できることから、感染リスクの低減や看護師の負担軽減につなげる狙いだ。


 製品は導電性銀メッキ繊維を織り込んだシャツ型で、繊維メーカーのミツフジ(京都府精華町)が開発した。心拍数や呼吸数、ストレス度などが自動計測でき、離れた場所にいる看護師がパソコンでデータを受け取れる。
 
 患者には専用アプリが入ったスマートフォンも貸与し、部屋にある他の機器で計測した体温や血中酸素、血圧を入力して送信してもらうことで、より詳細な健康状態が把握できるという。同社から当面50着の提供を受ける。
 
 西脇隆俊知事は「客室にいる人の体調変化が察知しやすくなる。安全な見守りにつなげたい」と話した。
 
 宿泊施設は1日現在、京都平安ホテル(京都市上京区)の68室を確保し、23人の患者が入っている。府は同日、大型連休明けにホテルヴィスキオ京都(南区)の270室でも療養を開始すると発表した。