玉露用の新茶を摘み取る摘み子(宇治田原町郷之口)

玉露用の新茶を摘み取る摘み子(宇治田原町郷之口)

 宇治茶の産地である京都府山城地域で、新茶の茶摘みが始まった。宇治田原町の茶園でも2日、摘み子が茶畑に集まり、新芽をかごに入れていた。今年は京都府などの要請により、例年は素手で行う作業を手袋着用とするなど、新型コロナウイルスの感染拡大防止対策をしながらの茶摘みとなった。

 同町郷之口の「秀和園」の茶畑では、わらで編んだこもで日光を遮り、玉露用の茶葉を育てている。2日は早朝から地元の摘み子約30人が集まり、茶品評会に出品される茶葉を摘み取った。鮮やかな緑色が特徴の品種「さえみどり」の新芽を丁寧に摘んだ。

 新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、作業はマスクを着用し、2メートルの間隔を開けて行われた。

 茶園を管理している並木泰義さん(57)は「送迎の際も車に乗る人数を減らすなど、今まで以上に気を遣っている。1年間準備し、色鮮やかないい葉ができたので、たくさんの人に飲んでほしい」と話した。