紫の花が連なり、華やかな香りを漂わせるフジ棚(京都市南区・市上下水道局鳥羽水環境保全センター)

紫の花が連なり、華やかな香りを漂わせるフジ棚(京都市南区・市上下水道局鳥羽水環境保全センター)

 薫風が華やかなフジの香りを運んでくる。紫の花が連なる季節を迎えたが、今年は鈴なりの人がいない。

 京都市上下水道局鳥羽水環境保全センター(南区)のフジ棚は2カ所で合計120メートルに及ぶ。見上げながら通り抜けると、時折、花々の間から初夏の陽光が差し込んでくる。

 ゴールデンウイーク恒例行事で大勢が訪れる一般公開は、ツツジを楽しめる蹴上浄水場(東山区)と併せて中止になった。

 同局は、楽しみにしていたという問い合わせもあったといい、代わりにフジとツツジを撮影し、5月中旬以降に動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開することを決めた。広報担当者は「場内には入れないが、きれいな花を見ていただいて、皆さんの励みになれば」と話す。