出荷する豚をトラックに懸命に追い込む教員ら(東近江市春日町・八日市南高)

出荷する豚をトラックに懸命に追い込む教員ら(東近江市春日町・八日市南高)

 農業科などがある八日市南高(滋賀県東近江市)の教職員が、臨時休校で自宅待機している生徒に代わり、校内の田畑の農作業や飼育する豚の世話に汗を流している。畜産の現場を初めて体験する教職員もおり、悪戦苦闘している。

 生徒は休んでも稲の栽培や豚の飼育に休みはなく、教職員16人が交代で世話している。養豚場では出荷の日、7人がかりで重さ110キロを超える豚と格闘し、約1時間かけて7頭をトラックに移し替えた。
 保健体育を受け持つ堤直紀教諭(47)は「現場を見るのも初めて。豚の力が強いので、1頭でも押し倒されるほどの迫力。勉強になった」と苦笑い。普段は畜産科の2年生3人が15分ほどで終える作業という。ほかにも、田植えのために育てた苗をビニールハウスに運び入れた。
 人権科主任の田村晃教諭(61)は「作業は大変ですが、僕らが頑張っている姿が、少しでも生徒へのメッセージになれば」と話す。休校期間は31日までのため、田植えなども教職員で行うという。