新型コロナウイルスの早期終息のため兵主大社が作ったお札とお守り(滋賀県野洲市五条)

新型コロナウイルスの早期終息のため兵主大社が作ったお札とお守り(滋賀県野洲市五条)

兵主大社に残る約140年前のお札。「虎列刺(コレラ)疫病家内安全祈所」と記されている

兵主大社に残る約140年前のお札。「虎列刺(コレラ)疫病家内安全祈所」と記されている

 新型コロナウイルスの早期終息を願い、滋賀県野洲市の兵主大社が疫病退散のためのお札とお守りを作った。約140年前に国内でコレラが流行した際に作られたものを再現し、11日から参拝者に無料で配布する。

 コレラは明治初期に流行し、全国で10万人以上が亡くなった。同大社では1880年、氏子ら約4400人に対し、コレラ終息を祈祷(きとう)したお札を配ったとの記録が残る。そのうち9枚が現存し、お札には「除虎列刺(コレラ)疫病家内安全祈所」と記されている。
 今回、当時のお札になぞらえて「祈祷除虎露那(コロナ)疫病」と書かれたお札(縦約20センチ、横約5センチ)と、お守り(縦約4センチ、横約2センチ)各5千体を制作した。5日の例大祭で祈祷し、11日から社務所で、お札とお守りをセットで無料で配ることにしている。
 井口昌宏宮司(61)は「感染拡大のために今は我慢が必要な時期だと思う。自分の身は自分で守るという戒めとして、受け取った人には感染予防に努めてもらいたい」と願っている。