4月も木の枝を集めて巣を作っていた(綾部市内)

4月も木の枝を集めて巣を作っていた(綾部市内)

電柱の上で営巣を始めたコウノトリのペア。右のメスは背中にGPSのアンテナが付いている。感電の恐れがないように送電は止めてある(3月24日)

電柱の上で営巣を始めたコウノトリのペア。右のメスは背中にGPSのアンテナが付いている。感電の恐れがないように送電は止めてある(3月24日)

 京都府綾部市の北西部で、国の特別天然記念物のコウノトリが巣作りを営んでいる。今年はペアが繁殖に適した年齢を迎えており、子育てにつながるのではと期待が高まっている。

 国内の野生種が絶滅したコウノトリは、兵庫県立コウノトリの郷公園(豊岡市)が放鳥し、少しずつ数を増やしている。綾部も飛来地で、毎年その姿が確認されている。

 昨年も2歳の若いペアが営巣したが、繁殖には至らなかった。今年は同じオスが、別のメスとペアになり、巣を作る様子が目撃された。地元の男性(75)=新庄町=はペアの様子を撮影して記録。繁殖が成功すれば綾部で初めてといい、「今年はうまく繁殖につながってほしい」と期待した。

 コウノトリの郷公園によると、成鳥になる3歳ごろから抱卵し、子育てができるようになるという。同公園は「地域に押しかけたり近くで見つめたりせず、温かく見守ってほしい」としている。