ドライバーから認識されやすい蛍光黄色の安全ベスト(京都市中京区)

ドライバーから認識されやすい蛍光黄色の安全ベスト(京都市中京区)

 子どもが犠牲になる交通事故が後を絶たない中、通学時に着用する「高視認性安全服」の普及に京都服育研究会(京都市中京区)が取り組んでいる。ドライバーが認識しやすい蛍光色の生地や反射材を使った安全ベストで、欧米で広く普及しているもの。事故被害が多い小学2年を対象に市内の2小学校で配布するなどし、効果を検証している。

 安全ベストは服やコートの上から簡単に羽織ることができ、肩や腹部に反射材が取り付けられている。着ることで児童の交通安全意識も高まるといい、水戸市で公立小学校の2年生全員が着用するなど全国で普及の動きが広がっている。

 同研究会では「歩行中の交通事故死傷者数は7歳児が突出して多い」という警察統計に着目し、交通量の多い地域に位置する高倉小と御所南小(ともに中京区)の2年生を対象に2017年から配布事業を開始。両小の児童は登下校時に着用し、同研究会の協力で交通安全の授業にも取り組んでいる。

 アンケートでは約8割の児童が「車に気をつけようと思うようになった」と回答。近隣住民からは「蛍光ベストを見ると車の運転速度を落とすようになった」といった声が寄せられた。

 小学生のほかにも、保育園や幼稚園の散歩の際に引率の先生が着用することで事故抑止の効果が見込まれるという。同研究会の長屋博久さん(49)は「子どもの命を守るため、今後は他地域の小学校や保育園などでも着てもらえるよう働きかけたい」と話している。問い合わせは長屋さん075(231)1593