新作ソフトが好調で、好調な販売台数を維持するニンテンドースイッチ

新作ソフトが好調で、好調な販売台数を維持するニンテンドースイッチ

 任天堂の看板ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の躍進を新作ソフトが支えている。2020年3月期のシリーズ販売実績は2100万台超となり、1月時点の予想から150万台上振れ。任天堂はスイッチからゲーム機の人気を持続させる「長寿命化」に戦略転換し、発売4年目となる21年3月期は、その成否を占う1年となる。

 任天堂は昨年9月、携帯型の「ニンテンドースイッチ ライト」を投入。ゲーム機の基盤を統一し、ソフト開発の資金や人材を集中する環境を整えた。両ハードの勢いをソフトの存在が後押しし、昨秋投入した「ポケットモンスター」の最新作は計1737万本のヒット。3月発売の「あつまれ どうぶつの森」はわずか12日間で1177万本に達した。

 ソフトの発売が新型コロナウイルスの流行期に重なり、外出自粛の広がりも追い風に。ダウンロード販売は半数を占め、「想定以上のスピードで売れた」(古川俊太郎社長)。

 ただ新型コロナの感染拡大でスイッチの部品調達は停滞し、製品供給が遅延。さらに従業員の在宅勤務も開発計画を直撃した。古川社長は「遠隔でできるゲーム開発は非常に限られている。この状態が長期化すれば影響が大きくなる可能性がある」と懸念する。