園児ら16人が死傷した事故から1年となり、現場付近で手を合わせる子どもたち(8日午前7時44分、大津市大萱6丁目)

園児ら16人が死傷した事故から1年となり、現場付近で手を合わせる子どもたち(8日午前7時44分、大津市大萱6丁目)

 大津市の県道で昨年5月、散歩中の「レイモンド淡海保育園」(同市萱野浦)の園児らの列に車が衝突し、園児2人が死亡、14人が重軽傷を負った事故から、8日で1年を迎えた。事故が起きた同市大萱6丁目の丁字路には、市民らが訪れ、亡くなった2人やけがを負った園児らを思い、花を手向けた。

 早朝から家族連れや散歩中の市民らが、丁字路の歩道に置かれた花束の前で手を合わせた。ランニング中の瀬田中1年の男子生徒(12)=同市大江2丁目=は「事故の前、亡くなった女の子が公園で元気に遊ぶ姿を見た。この日は忘れられない日。二度とこんな事故が起こらないようにしたいと思い手を合わせた」と語った。
 献花に訪れた野﨑秀喜大津署長は「事故を風化させず、事故ゼロを目指したい。全国のドライバーに、譲り合い、心温まる運転を心掛けるようお願いしたい」と話した。署員や県職員らは「子ども守ろう!」と書かれた板を手に、通行車両に安全走行を呼び掛けた。
 事故は、右折中の乗用車と、直進の軽乗用車が衝突、はずみで軽乗用車が信号待ちをしていた園児ら16人をはねた。乗用車の女性(53)は自動車運転処罰法違反(過失致死傷)などの罪に問われ、禁錮4年6月の判決を受け、4月に確定した。