ギターの練習に励む岩瀬玉青さん(南丹市美山町の自宅)

ギターの練習に励む岩瀬玉青さん(南丹市美山町の自宅)

 京都府南丹市美山町北のかやぶきの里でクラシックギターに懸命に取り組む児童がいる。関西や中部日本のコンクールで1位に輝くほどの腕前を持ち、地域の行事でも見事な演奏を披露する。地元の人たちは心地よい音色に耳を傾けながら、成長を温かく見守っている。

 美山小6年岩瀬玉青(たまお)さん(12)で、6歳の時、母このみさん(41)に勧められてギターを始めた。美山町などで無償の音楽教育「エル・システマ」の教室を主宰するギタリスト渡部延男さんの指導を受け、めきめきと腕を上げていった。

 2017年には中部日本アマチュアギターコンクールジュニア小学生の部で3位、18年は同部で1位に輝いた。同年代の教室生3人でつくる「トリオシュシュ」で出場したギター音楽大賞では、アンサンブル部門で金賞を獲得した。次のステップを目指し、毎日練習に励んでいる。

 玉青さんは「本当は1人で弾くのは苦手。合奏の方が楽しい」と本音を明かし、「華やかな曲より、しっとりとした柔らかい曲が得意。将来はギターに関わる仕事に就きたい」と話す。

 演奏をよく耳にしている地元の中野忠樹さん(65)は「玉青ちゃんの演奏は何よりの楽しみで、成長は私たちの喜び」と期待している。