京都地裁

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 京都府宮津市の商業施設「宮津シーサイドマートミップル」出店者組合の資金を着服したとして、業務上横領の罪に問われた元宮津市議の安達稔被告(73)=同市滝馬=の初公判が11日、京都地裁(片多康裁判官)で開かれた。安達被告は「間違いございません」と起訴内容を認め、弁護側は「自身の売上金は横領罪に当たらない」と横領額について争う姿勢を示した。

 起訴状によると、施設の加盟店でつくる同友店会の会長兼会計担当だった2012年3月~17年4月、会長名義の預金口座から計657万円を、自己消費や旅行代金に充てるため、社長を務める寿司店の法人名義の預金口座などに入金した、としている。

 検察側は冒頭陳述で、寿司店が赤字となっており「仕入れ金や従業員給与に充てるために会計監査が行われていなかった同友店会の資金を流用した」と指摘した。

 弁護側は「同友店会の資金には自身の店舗の売上金が含まれており、その金額は横領罪にあたらない」と主張した。