家庭ごみの袋に貼り付けてあった収集作業員への応援メッセージ(草津市若竹町)

家庭ごみの袋に貼り付けてあった収集作業員への応援メッセージ(草津市若竹町)

 家庭ごみの回収にあたる作業員向けにメッセージを添えたごみ袋が湖南地域で最近目立っている。新型コロナウイルスの影響が長期化する中、感染リスクと向き合い作業を続ける人たちへの応援の声で、業者は「励みになる」と喜ぶ。

 大津市瀬田地域と草津市でごみ収集を行う大五産業(草津市)によると、外出自粛の影響で家での食事が増えたためかプラ容器や紙容器などのごみが多く、「焼却ごみの回収量は例年より約3割増」という。ごみ袋のメッセージは4月半ばから見られ始め、確認分は9日現在で約30点に上る。コピー用紙やメモ用紙に「危険を顧みず回収していただき感謝します」「安全をお祈りします」「コロナに負けないよう頑張って」などと書かれている。

 ごみ袋に貼られたものは持ち帰り、集積場に張ってあるものは写真を撮っている。「県外の被災地のごみ収集も行ったが、応援メッセージをもらったのは初めて」(権田五雄社長)という。同社は、ごみにウイルスが付着している可能性もあるため、業務開始に時間差を設けるなどの対策を講じている。藤田茂業務部課長(52)は「市民生活の維持に不可欠な仕事なので感染予防に一層注意したい」と話す。