新型コロナウイルスの影響は、春の行楽シーズン中の京都を直撃した。緊急事態宣言が4月7日に7都府県に発令され、外出自粛ムードは一気に高まった。16日に全国に拡大されると、まちからは人の姿が消えた。観光客や市民の移動を支える交通機関や都大路はどう変わったのか。写真に記録した。

京都市内を南北に貫く烏丸通も車の数は少なく、「ブルーライトアップ」で青白く光る京都タワーがいつもより明るく見えた(5日午後7時20分、京都市北区烏丸通北大路から南を望む)

 桜が見頃だった4月4日、JR京都駅前(京都市下京区)タクシー乗り場には、約75台が待機していた。緊急事態宣言後、各タクシー会社は稼働を減らし始め、24日の乗り場はほぼ半数の台数になっていた。

 
4月4日(写真上)。写真下は4月24日撮影=下京区・JR京都駅烏丸口

 鉄道の風景も変わった。外国人観光客に人気の伏見稲荷大社(伏見区)に向かうJR奈良線の車両内も、乗客の姿はまばら。19日、参道の商店街もほとんどが休業していた。

観光シーズンの週末にJR奈良線の稲荷駅-東福寺駅間を走る車両(4月19日、東山区十条通本町)

 大型連休に入っても、京都市内はガラガラだった。修学旅行での利用が多い観光バスはほぼ運行を休止。各校は夏以降に計画を変更しているといい、満杯の車庫で出番を待つ。

ヤサカ観光バスの車庫。運行を休止しているバスが整然と並ぶ(5月2日、南区)=小型無人機から

 連休終盤の夜、烏丸通を走る車のライトは少なく、京都タワーが近く感じた。静かな町は外出自粛の現れ。医療従事者に感謝を示す「ブルーライトアップ」が、ひときわ明るく見えた。